1955年頃 自動巻きバンパー式ハーフローター
ルクルトのパワーリザーブインジケーターの美品です。
搭載しているムーブメントはCal.481です。
現代では見られなくなったバンパー式ハーフローターと呼ばれる半回転自動巻き機構です。手巻きと自動巻きの過渡期に開発・製造されました。時計を振ると、ローターが半回転する時のコツコツという手応えを感じます。
文字盤には飛び数字のブレゲインデックスを配しており、優雅で上品な雰囲気があります。12時位置の窓は40時間のパワーリザーブインジケーターです。ゼンマイの残り時間を示します。当時としては珍しい機能です。
ケースは10K金張りです。しっかりとしたスクリューバックを採用し防水性能を高めたモデルです。特徴的な太目のラグは威風堂々とした作りです。
最上クラスに位置するブランド、ルクルトらしい華やいだ風格のある仕上がりです。
貴重な元箱が付属しています。元箱は経年劣化しています。
*初期の自動巻き半回転機構です。現在のような全回転式に比べると巻上げ効率が劣ります。使用始めには手巻きで20回ほどゼンマイを巻き上げてください。
ケースサイズ
横:約34mm(竜頭含まず) 縦:約41mm ラグ:約18mm 厚み:約11mm
文字盤:とても綺麗な状態を保っています。
ケース:8時位置のラグ側面に傷が見られます。その他は僅かな傷が見られる程度で、綺麗な状態です。