夏はアンティークウォッチ愛好家にとっては少し寂しい季節です。
何が寂しいって、手首が、です。
ほとんどのアンティークウォッチは非防水なので、水分・湿気は大敵です。
場合によっては汗も危険です。
永くご愛用いただくためには、夏はアンティークウォッチはお休みさせる方が無難だと思います。
その点、ダイバーズなら生活防水程度の防水性はありますので、多少の汗にも安心して使えます。（個体の状態にもよりますが）
夏でも腕に枯れ感が欲しい方に、アンティークダイバーズはオススメです。
＊アンティークのダイバーズは海では使えません。ご注意ください。
今日はコレクションの中から、シチズンのダイバーズウォッチをご紹介します。
1970年代の機械式自動巻き。
CITIZEN 150m Diver 4-820789 Y 6N-4-5 52-0110
厚みのある頑丈な大型ケース。
黒文字盤にグリーンの夜光インデックス。
時針は特徴的なコブラ針。秒針の先端は円形。視認性が非常に良いです。
雄雄しいベゼルもとても素敵です。
＊コブラ針はベンツ針ともいいます。ベンツのエンブレム（スリーポインテッド・スター）に似てますね。
リュウズは大きめのネジ込み式。操作性は抜群です。
リュウズガードはありません。武骨な雰囲気がカッコいい！
＊1枚目の画像はリュウズが飛び出ています。撮影のために時刻をあわせた際、ネジ込むのを忘れました。
シチズンのダイバーズは同じ国産のセイコー・ダイバーズより流通量が少ないようです。生産数も少なく生産期間も短かったためという話をよく聞きますが、書籍等で正確な情報を確認したことはありません。現在、出典を探しておりますが未だ見つかりません。ご存知の方がいらっしゃいましたらご教示ください。
そんな「レアもの」と噂されるシチズン・ダイバーズのご紹介でした。