機械式時計 解体新書―歴史をひもとき機構を識る

機械式腕時計の基本構造に興味をお持ちの方にオススメの書籍をご紹介します。

機械式時計 解体新書―歴史をひもとき機構を識る機械式時計 解体新書―歴史をひもとき機構を識る

目次
Ⅰ.時計の歩んできた道
Ⅱ.時計はどのように時を刻むのか
Ⅲ.時計が備えているポテンシャル
Ⅳ.時械式時計の有用な機能
Ⅴ.時械式時計の複雑な機構
Ⅵ.精緻、絢爛たる意匠
Ⅶ.時計師の仕事場から

著者は本間誠二さん。
昭和24~34年という黄金期の第二精工舎で技術を磨いた時計技師の方です。

この本を読んだだけではオーバーホールの技術は身に付きませんが、部品の名称や働きなどがイラスト入りでとても分かりやすく解説されており、基本的な知識を得るための入門書として最適だと思います。

*当店の修理担当者のブログ(腕時計好きの趣味ブログ)を照らし合わせてご覧頂くと、理解の助けになるかもしれません。

ムーブメントの構造を理解すると、アンティークウォッチのコチコチ音やご愛用の個体への愛着が増すことと思います。

機械式腕時計の仕組みを知りたい方に、ぜひ手にとっていただきたい良書です。

【ご注意】
機械式腕時計の構造に十分な知識をお持ちの方や、カタログのような書籍をご希望の方には物足りないと思いますのでご注意下さい。

2016年3月29日 | カテゴリー :